Vol.10 (2006.3.21)
【弥生・春分】  新 た な る 旅 立

JUVYのメンバーで大学に進学してからも陸上競技を続ける若者がいます。誠に喜ばしいことです。学生とは学びながら生きるのか、生きながら学ぶのか、定かではありませんが、生意気さを学んでくるわけではないことは確かでしょう。

そこで、昔学生であった先輩として、今も学生にスポーツを指導している指導者として、思いつくまま、思いついたことを書かせていただきます。

学生時代は、長く厳しい人生の風雪に耐えるため、心の中に長く深く強い根を張る時です。かけがいのない、一生の友に出会うチャンスです。
誰にも、何事にも遠慮することなく、自分のやりたいことをやることです。ただし、反社会的な行為であるかどうか判断できる若者という条件付きでありますが。

勿論、やること全てがうまく行くとは限りません。間違いや失敗の方が多いと思います。しかし、間違いや失敗の方が多いということはどうしようもないことです。問題は失敗を繰り返す愚かさなのです。そのようなことを念頭に置き、大学生活を謳歌しながらスポーツに励んでください。

以下は私からのアドバイスです。

(1) 志を同じくする集団内で他人を敵対視してはなりません。しかし、いつかは闘わなければならない友人に違いありません。チームのためと、己のためを、心の中に同居させながら生きていくことです。

(2) 指導者や先輩は「先入観」や「結果」だけで、「評価」することが多々あります。だからといって、他人の顔色を気にしたり、自分をアピールしすぎり必要はありません。自分の信念で生きていくことです。

(3) 常に自分の目標を明確に持ち、どこまで目標に迫り得ているかの確認をしながら日進月歩の思いを胸に生きていくことです。

(4) 人間の評価は「人としての総合力」です。あることだけの優劣で人間を評価、判断してはなりません。総合力を高められるよう努力を重ねながら生きていくことです。 

(5) 自己改革ができることは、人として生きていく上で重要な能力の一つです。常に自分の長所を膨らませ、不足する部分を補いながら生きていくことです。

(6) 素早く切り替える心を持ちましょう。切り替えとは、連続的に現れる集中力です。切り替え上手なストレスの対処法を身に付けながら生きていくことです。

(7) 競技力は練習だけでは高まりません。次のような力をつけながら生きていくことです。

  @ 練習内容を理解できる力 
  A 練習内容を分析できる力
  B 目的に合わせて練習できる力
  C 練習後に自己評価できる力
  D 練習を立案できる力
  E 立案した練習を実践できる力
  F 正しい練習を仲間に広げられる力


大学スポーツ界に挑戦する若者へ贈る・・・粋と意気でやる大学スポーツ

 大学スポーツは自分一人でできるものではない。
 親の持つ子への愛情は、あらゆる困難辛苦に耐えさせ
 兄弟姉妹は、君に負けずに、それぞれの場で必死に生き
 後輩は、努力し活躍する君を誇りに思い
 同僚は苦楽を共にし、励まし合い
 先輩は援助を惜しまない。
 
 君を取り巻く、多くの人が応援している。
 応援してくれる人が増えることが、君の元気の源である。
 それならば応援してくれる人に、氣を使える人間になれるように、努めよ う。

 今日まで、成長するために氣や環境を与えていただいた方々に感謝し、
 明日からは、見えない人や物にも感謝することを忘れずに生きよう。
 
 猛練習に耐えられる自分に誇りを持ち、
 堂々と生きている自分に自信を持って生きて欲しい。

 日本ジュニア200mチャンピオンの斎藤君は筑波大学
 同じく棒高跳5位の丸山君は法政大学
 国体400m準決勝進出の岡泉君は作新大学
 三段跳県高校チャンピオン、インターハイ出場の坂巻君は国士舘大学
 三段跳で国体決勝進出の飯山さんと円盤投の田村君は群馬大学
 ハンマー投の秦君は埼玉大学で、それぞれ陸上競技を続けます。

 皆さん応援よろしくお願いします!

次回は【卯月・晴明】、テーマは、「新生JUVY誕生!」です。

Vol.1 JUVY 創 設
Vol.2 理想の指導者とは
Vol.3 素晴らしき指導者
Vol.4 回顧・2005年
Vol.5 新春は箱根と共に
Vol.6 凛として颯爽と
Vol.7 眼のつけどころ
Vol.8 視点・感点
Vol.9 思い出に残る一言
Vol.10 新たなる旅立
Vol.11 JUVY誕生
Vol.12 春のスポーツシーズン到来
Vol.13 指導者としての実践力とは
Vol.14 ジュニアとシニア・その1
Vol.15 ジュニアとシニア・その2
Vol.16 わたしなりに言いたいことを…
Vol.17 「眼に見えない力」
Vol.18 「朱夏の熱き闘い・インターハイ その1」
Vol.19 「朱夏の熱き闘い・インターハイ その2」
Vol.20 「トーナメント・有限と無限の交差点」
Vol.21 「定石とひらめき」
Vol.22「合同練習会」
Vol.23「国民体育大会」
Circle-JUVY General Manager OKUZAWA Yasuo